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仏式の地鎮祭

建築現場

今日は「A HOUSE」の地鎮祭がありました。
地鎮祭というと神主さんが大麻(おおぬさ)を振りながら儀式を行う神式がよく見かけられる光景なのですが、今回はクライアントがお寺のご住職という事もあって、儀式は全て仏式で行われています。

地鎮祭自体は何度も経験しているのですが、仏式は今回が初めて。どういう決まり事があるのか?持参しなくてはいけないものは?と少し戸惑ったりしました。
神式の場合はクライアント、設計者、施工者それぞれに儀式上の役割が別々に決まっています。一方、仏式はご住職によると、参列者は数珠を用意してお焼香をすれば良いとのこと。ご住職がお経を上げ、それが終わると檀家総代さん、続いて設計者の私、そして工務店の社長がそれぞれ焼香して終わるというシンプルなものでした。

実際の儀式は、ご住職のお経を上げる声がとても趣があり、神聖な気持ちになれる良い式でした。地鎮祭の基本は、土地の霊に対して工事のことわりを申し出て、これから始まる工事が無事に進行するよう祈る事なのですが、今回の地鎮祭ではよりシンプルな儀式であるがゆえに鮮明にそのことを意識しました。
これから約半年、良い建物になるように現場監理を頑張りたいと思います。