築60年の住宅を設計者自らが購入して2度目のリノベーションを行った「K House」が、京都市都市計画局「空き家対策室」が運営する「Kyoto Dig home Project」公式ウェブサイトに掲載されました。

真夏のとても暑い日に、仮囲いが外れました。

第7回囲炉裏・薪ストーブのある暮らしデザインコンテスト　薪ストーブ部門において、「燕の家」が最優秀賞を受賞しました。
築100年の古民家を自然風景に相応しい外観と内部空間へと改修し、玄関土間に暖かさと炎を楽しむ薪ストーブを設置した作品です。

現在、当事務所では京都で築約250年の古民家、築約90年の京町家、築24年の在来木造建築物の改修設計（リノベーション）に取り組んでいます。既存建物の状態や間取り、要望や予算などもそれぞれ全く異なるのですが、設計を進める上で共通して大切にしていることについて少しお話したいと思います。

architecturephotoの2022年で注目された記事TOP100に昨年掲載された当事務所の「御旅所の家」がランキングされました。

出来るだけ色を塗らず、素材が本来持っている「素地の色」を生かしたいと思っています。

今回、改修している古民家の床に使う地松フローリングの確認。

気に入った植物と共に過ごしたい、ということが住宅をつくる理由になっても良いと思います。

昼間の屋内では人工の照明ではなく、太陽の光で活動出来るようにすることが良い設計だと思っています。

中庭型住宅は世界中の様々な地域で見ることができ、日本でも町家など古くからこの形式の住宅が存在します。