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巴の家メンテナンス

作品



久々に、巴の家を訪れました。キッチンの吊り戸棚に設置した耐震安全ロックが効きすぎるという事で、家具屋さんと工務店同行で調整に伺いました。確かに、扉閉鎖時の少しの振動でロックするようになっていたので、若干弱めに設定してもらい解決しました。あとは、南丹市で最近新設されたケーブルテレビを引き込まれるということで、配線ルートを確認しました。

良い機会なので、気になっていた断熱と防湿の効果をお聞きしましたが、全く問題なく快適ということで安心しました。寒かった今シーズンもほとんど床暖房のみで十分な室温度をキープ出来ているということでした。敷地が山地であることから、日照時間が短く、丹波地方特有の湿気により中々厳しい条件でしたので、断熱性能は次世代基準を上回る仕様とし、防湿対策を徹底しました。又、2階リビングと南側の大開口という組み合わせも、少ない日照を有効に室内に取り入れる為の計画です。やや、オーバースペックではないかとも思いながら設計していましたが、結果的に良かったようです。

竣工後に訪れると、色々反省点や良かった点が見えてきます。クライアントにとっても、設計者にとっても、アフターメンテナンスは非常に大切なことです。