京都の名水・柳の水
その他
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以前ブログで書いた、狂言「清水」に登場する京都の名水「柳の水」を汲みに行きました。
千利休に愛されたという京都の名水です。
京都の中心部にある井戸水は、地下鉄が開通して以来水量が減ったり変質したりして駄目になったという話を良く聞きましたが、この柳の水は地下鉄の路線に囲まれながらも全く影響がなく、味も昔のままだそうです。その場で飲んでみたのですが、とても軽やかで素直な味です。吸収が良さそうで、体にすっと染み込む感じがしました。
井戸は「馬場染工業」という染め物屋さんの通り庭にあるのですが、近所の人が当たり前のようにやってきて主人に挨拶し、汲んで行くという水を通してのコミュニティが出来上がっているようでした。又管理がしっかりされているので、ポリタンクを大量に持ち込んで汲んでいく人も居なさそうで、それぞれお茶やコーヒーを楽しむのに必要な分だけ持ち帰って行くのが、とても清々しい風景に思えました。
私も、家に帰って早速お茶を入れてみました。(普通の焙じ茶ですが)
これで、設計の仕事も狂言の練習も軽やかにはかどるというものです。
場所:京都市中京区西洞院通三条下る柳水町 馬場染工業敷地内>
取水時間帯:8:00〜18:00(日曜休み)