高断熱と吸放湿性の素材
建築現場
南丹市八木町の住宅「A HOUSE」の内装工事が始まりました。
今回は敷地が山裾にあり、地下水脈が近くに流れている事もあり断熱と湿気対策にはかなり気を使っています。基礎は防湿シート+ベタ基礎とし、センサー式床下換気扇を設置しており、断熱は住宅金融機構の次世代省エネルギー基準を採用しています。
又、室内の壁表面で結露しないように内装材には無垢の木材や左官塗り材を多用しています。材料は性能面で決めた部分が大きかったのですが、実際に木の壁材が貼られていくに従って実は感覚的な面での効果も相当大きい事が実感できました。
クロス貼りやペンキ塗りの壁などと比較して、無垢の木の壁というのはとても柔らかい雰囲気に感じられます。現場は市内と異なりまだ少し肌寒いのですが、この壁が貼られて少し暖かくなったようにも思えます。さらに湿度的にも、いかにも快適そうです。これが、数値や写真では表せない「空間の質」というものだと思います。
今後も数値性能だけでは無く、この感覚的な部分を大切にして行きたいと、改めて思いました。