下鴨の家
作品
京都市内の下鴨にある住宅街にて、都市型の住宅を設計しました。
1階は通り庭としての土間、2階を主階(LDK)として大型バルコニーとトップライトを設置、ロフトは曲面の天井と2階LDKの見下ろし、屋上テラスは大文字山と比叡山を望めるスペースがあり、各階にそれぞれの楽しみを設けた設計になっています。
お仕事や、都市部での慌ただしい日々の暮らしの中で、この住宅は完全なプライバシーを確保し、季節の移り変わりを感じながら静かな時間を過ごせることを大切にしました。また、季候の良い時は大きなテラスに出て太陽の光をいっぱいに浴びながら空の色の移ろいを眺めることが出来ます。
それぞれが、密集した周辺環境に対応した都市型住宅である為に必要とされたエレメントの集積なのですが、市街地での生活をより「楽しめるもの」へと昇華させていくことを目指しました。
建築設計:A.C.E.波多野一級建築士事務所
構造設計:福永 毅
設計協力:田中郁恵設計室
施工:サクジ工務店
家具製作:坂田卓也製作所
建築撮影:沼田 俊之