少し前に正伝寺に行きました。京都市の北部にあり、鎌倉時代1282年に創建された臨済宗南禅寺派のお寺です。庭園は小堀遠州作と言われている、比叡山を借景とした枯山水の借景庭園です。
京都のお寺は、蛍光灯で本来は暗いはずの建物の中を明るく見せたり、観光案内の解説テープを自動再生したりするといった、過剰な観光サービスが行われている残念なところも多いのですが、この正伝寺は比較的何も無く、昔のままの姿が楽しめるお寺です。
本堂の中から庭を見ると、もの凄く明暗のコントラストが強くピンホールカメラの中に居る気分です。でも、これが本来の日本の古典建築の風景です。