広沢池 灯籠流し
散歩・旅
京都では毎年8月16日は、五山の送り火が焚かれます。ご先祖様の精霊を浄土に送り届ける為の大切な行事です。
今年は五山の送り火と同時に行われる、「広沢池 灯籠流し」を見に行ってきました。
広沢池は1000年以上の歴史がある人工の池なのですが、周囲の景観が良く保たれており、京都の中でも最も美しいと思える場所です。そこに、日暮れと共に無数の灯籠が浮かべられ、静かにゆっくりと西から東に向かって流れて行く様はとても情緒があって、美しく、神聖な気持ちになります。これは言葉では無くて五感を通して感じ取れる、光と空間の力だと思いました。
夜空には星が見え、流星が流れ、近くの神社では雅楽が演奏され、後ろには鳥居形の送り火が焚かれているという素晴らしいシチュエーションです。これは、是非毎年訪れたいと思いました。