建ち姿と軸組

軸組が綺麗に組めれば、建ち姿も綺麗なものになるのではないか？
最近そういうことを良く考えるようになってきました。

表面のデザインよりも、内面の骨格を重視するという考え方は少し格好いいかも（笑）という気持ちもありますが、私が好きな建築作品は構造が美しく組まれていることが多い、というのも理由の一つです。
一般的な住宅を設計することが多く、構造的に特殊なことをしている訳ではないのですが、木構造は毎回詰めどころが無限にあり奥の深さを感じます。

構造計画をお願いしている構造設計家の作法をより深く理解したい。ということもあり、最近は毎回のように軸組模型を作って確認しています。
デザイン検討用の模型も同じですが、軸組模型も計算や図面では分からないことについて直感的に理解したり、新たなアイデアを生むことにも役立つように思います。


「紫竹の家（仮称）」軸組模型
建築設計：A.C.E.波多野一級建築士事務所
構造計画：下山建築設計室