本野精吾展ーモダンデザインの先駆者ー
建築
京都工芸繊維大学Web siteより
京都工芸繊維大学にて、3月11日まで本野精吾展が開かれています。
先日シンポジウムに参加しましたが、建築家の藤森照信氏がパネリストで来られていたこともあり、本野という少しマイナーな建築家のイメージとは裏腹に、非常に盛況で講義室には入りきれないぐらい人が溢れていました。こんなこと今まであったかな・・・というぐらいでした。
本野精吾は工芸繊維大学の初期の頃の教授なのですが、私が大学院でモダニズムの建築を研究していた頃にその存在を知ったぐらいで、あまりその全貌は知られていませんでした。代表作である本野自邸は、モダニズム建築が好きな人であれば痺れるぐらい格好良い建築です。
今回は、初めてその活動全般がまとめられた展覧会ということで、近代建築はどうあるべきかを模索していた本野の活動がこの展覧会とシンポジウムを通して良く分かった気がしました。資料館で見ることが出来る非常に精巧な復元模型も含めて、中々密度の濃い展覧会です。
建築家 本野精吾 展-モダンデザインの先駆者-
会期:平成22年1月18日(月)~3月11日(木)
開館時間:午前10時から午後5時まで(入館は午後4時30分まで)
入 館 料:一般200円、大学生150円、高校生以下無料
休 館 日:日曜・祝日および入学試験実施日〔1月30日(土)・2月25日(木)・26日(金)〕
・お問合せ
京都工芸繊維大学 美術工芸資料館
Tel.075-724-7924
〒606-8585
京都市左京区松ヶ崎橋上町
・交通案内
京都市営地下鉄烏丸線「松ヶ崎」駅下車、1番出口から徒歩約10分