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花園町の家

作品

随分暖かくなってきましたが、京都は桜の季節ももう終わりです。ですが、今年の桜はとても綺麗でした。

去年に竣工したリフォーム住宅「花園町の家」の竣工写真を満開の桜と共に撮影致しました。老後をご夫婦で楽しむ為の家となっています。

元々駐車場だったスペースに大きな桜の木が植わっており、そこに新たに小さな玄関を増築して桜を楽しめる空間としました。また、元々玄関だったスペースは書斎として、大きなテーブルを設置し、庭を見ながら読書が出来るスペースに。トイレと洗面所は一体的な空間として、広々と使いやすくなりました。車椅子での使用も考えて足元オープンなカウンター式洗面台として、冬の寒さ対策としてパネルヒーターを設置してあります。浴室は十和田石を床と腰壁に使い、壁面と天井は無節のヒノキ貼りとしました。

家具類はお施主様が持たれていたものをレイアウトしなおしたのみなのですが非常に馴染みが良く、全面的なリフォームにも関わらず以前の生活を自然に引き継ぐような空間がつくれたのではないかと思っています。