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5枚におろせる建築士を目指す

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唐突ですが、昨日刺身を買うべくスーパーに行ったところ、売り切れていて残っているのは丸々姿のままの魚ばかりでした。調理の手間がかからない為、刺身という選択だったのですが、他のメニューにする気もなく、とりあえず立派な姿のままのカレイを買って帰りました。

一応、建築をやっていると細かい模型も作りますし、刃物の使い方にはある程度の自信があるのと、切ったり貼ったりは得意?という変な自負があります。カレイなんてさばいた事は一度もありませんでしたが、スタイロフォーム(模型材料)を切るのと同じだよなあ・・・と思いながら挑戦してみました。その前に、ネットでさばき方を調べましたが、どうもカレイは上級者向きらしいです・・・。

結果は1枚おろした段階で後悔するような感じでしたが、何とか5枚に出来ました。形はひどいですが、新鮮な魚のおかげで味もまあまあ。ただ、イメージしていたものとはほど遠く、料理としては明らかに失敗でした。

しかし、プロの料理人がさばいた身の美しさを再認識しました。又、味も切り方一つで全然違います。何も調味している訳では無く、単に切るだけなのにこの差はもの凄く大きいです。よく聞く話ですが、切るということの大切さも実感しました。今後は、魚を美しく5枚(3枚)におろせる建築士を目指したいと思います。

もの作りをしている者として、色々手を加える前に、最初の一手で差が付けられる基礎的な技術というのは凄く大切な気がしています。そういう点でさばくということに惹かれます。